賃貸経営 虎の巻
TORANOMAKI
賃貸経営 虎の巻
TORANOMAKI
空室対策の分かれ道!リノベーションvs賃料値下げ
空室対策には、様々な方法がありますが、大きく分ければ2つの方法があります。
ひとつは、フリーレントをはじめとする初期費用や、家賃の値下げ。もうひとつは、お部屋のリフォームやリノベーション等です。
どちらの方法も入居者にとっては魅力的ですが、賃貸オーナー様にとってはどうでしょう?
一時的な減収といった点では同じですが、このふたつの方法には決定的な違いがあります。
その違いはどこにあるのでしょうか。
家賃値下げは最後の手段
「入居者が決まらないので家賃を下げて募集しましょう」
管理会社からこのような事を言われたことはありませんか?
確かに、入居者が決まらない以上、家賃設定を下げての募集は、入居者決定に一定の効果があります。
ですが、その前にやれる事をやってからでも遅くはありません。
不動産を商品と考えるならば、家賃はその商品の定価です。
一度商品の値下げをすれば、今後値上げをするのには困難を極めますし、同様の商品の値下げを迫られることにもなります。
家賃値下げは、競争の激化する賃貸市場で、負け続けるスパイラルを生む、「負」動産経営だと言えます。
家賃値下げのデメリット
- 値下げした部屋だけでなく、将来的に他の部屋も空室が出るたびに家賃が下がる
- 既存の入居者からも「値下げ交渉」の可能性がある
- 「安さが魅力」だけでは、入居者属性を低下させ、家賃滞納の心配も出てくる
現在の収入減のみならず、将来的にも想定以上の収入が減少していく事となります!
資産価値を高めるリノベーション
一方、借り手市場の現在の賃貸市場においても、家賃をキープしつつ、それどころか家賃を上げても入居者が決まるお部屋があります。
これは、その家賃に伴った「価値」を入居者に認めてもらう事に成功したお部屋です。
入居希望者に、家賃以上の「価値」を感じていただくためには、入居者に好まれる設備へのリフォーム・リノベーションやデザインでの付加価値付けが大切となります。
時代の変化、地域のニーズに柔軟に対応して、建物を再生させるリノベーションは、将来的にも収入が減少する可能性がある家賃値下げとは違い、資産の価値を高め将来的にも利益を生み出すことの出来る「豊」動産経営だと言えるでしょう。
「負動産経営」と「豊動産経営」、あなたはどちらの道を選択しますか?